建築設備の重要性(2/2)

東京都葛飾区に本社を置く、給排水・水処理・衛生設備の保守点検、清掃、工事の
ゼンシン株式会社です。

今回は「建築設備の重要性(2/2)」ということで、前回の続きをお話しさせていただきます。それでは...。

...アメリカのビル協会の標語のひとつに、
「適正に設備され、適正に使用され、そして良好に維持されるべきだ」
(Propery installed,prsperly used and well maintained)

というものがあります。

すなわち、
1. Installing

2. Using
3. Maintaining

の3つのうち、1つでもでも欠落すると快適な住居環境、建築空間は期待できないくなるわけです。

using
するのは住居者や利用者で素人ですが、
installing
を担当するのは設計者や施工技術者、
maintaining
に携わるのがビル管理技術者です。

建築設計は、給排水衛生設備、空気調和設備、ガス設備、電機設備、防災・消防設備、昇降機設備に大別されます。

そしてもちろん、給排水衛生設備の運用、保全管理を正しく行うことは保健衛生上極めて重要なポイントです。

給排水衛生設備に関しては、正しい運用や質の高いメンテナンスを当然のことながら目指していくわけです。

しかし、メンテナンスの分野は広範囲で、かつ奥の深いものであるにも関わらず、今日においても未だ学問的に体系化されておらず、また理論的に解明されていないのが実情です。

それゆえ、メンテナンスは書物や理論で理解するものではなく「身体で覚えるもの…」といった傾向がかなり強くあります。

本シリーズでは個々のメンテナンスに関して完全に理解しにくい側面があると思います。

皆様におかれましては各々の現場で良き指導を受けて頂き、保全管理の技術やノウハウをマスターされ、ビル管理技術者としてさらに飛躍されることをお祈りしています。

またその時に、本シリーズが少しでもお役に立てれば幸せです。

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前回の記事です。ぜひご覧ください。